着物手帳、今週の大和言葉は「あまた」和装も「あまた」あると良いですね。
ブログ 2021年4月24日
Vol.1536
本日は、「着物手帳、今週の大和言葉は「あまた」
和装も「あまた」あると良いですね。」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
和装の貴女が「褒められる」最適品を
お勧めいたします!
貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
着物手帳、今週の大和言葉は
「あまた」(数多)です。
たくさんあること。豊富に
ものが行き渡るという意味の
「あま」に接尾語の「た」が
ついて数が多い事を表わすようです。
「余る」や「遍く」(あまねく)も
同じ語源から、との事。
物が豊富にある事は、豊かさの
象徴で良い事でしょう。
ですが、需要と供給のバランス
が崩れると豊富だった物も
減少していきます。
これ昨年より続いている
コロナ騒動で拍車が掛りました。
昨年の夏まつりや花火大会が
軒並み中止に追い込まれ
浴衣の需要が全くと言って
良い程ありませんでした。
業界では、夏物を仕入れる
時期は、2月から3月。
その頃は、まだまだコロナの
影響が図り知れなかったので
小売店は夏の需要に応える為
浴衣を仕入しました。
その後、「緊急事態宣言」が
出され、学校は休校、店舗も
休業を余儀なくされました。
その結果、仕入れた浴衣は、
日に目を見ずに在庫として
今年に繰り越されたのです。
その為、在庫を抱えた小売店は
今年の浴衣の仕入は、出来なく
なったのです。
そうなると、メーカーは
その事を見越して作る量を
減らします。
まして、業界は人口減少など
で数年前より右肩下がりですので、
廃業を考える業者さんも出てきます。
ですので、店頭では今年の浴衣は
豊富に取り揃えられていますが、
来年以降は、どうなるのか?
浴衣も少ない品物の中から
ご自身に合った物を選ぶ事に
なるかも知れません。
コロナは、そんな遠回りに
影響を残す事になるかもです。
でも、私たちもウイズコロナ、
アフターコロナを見据えて
頑張っていきますよ!
本日もお読みいただき
誠にありがとうございます。