昨日の日本勢は、金メダルラッシュ和装も進化した金を使いますが、その内容は?
ご紹介 2021年7月26日
Vol.1629
本日は、「昨日の日本勢は、金メダルラッシュ
和装も進化した金を使いますが、その内容は?」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
和服の貴女が「褒められる」を応援!
貴女の和装のお助けマン、 山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
昨日の東京オリンピック2020
日本選手は、金メダルラッシュ
でしたね。
まずは、競泳の女子400m
個人メドレーで大杯悠依選手。
yahoo!ニュースより
続いて柔道女子52キロ級
阿部詩選手に柔道男子
66キロ級で兄の阿部一二三選手。
2点ともNHKより
兄弟で同日、金メダル獲得は
史上初の快挙!
yahoo!ニュースより
そして、今オリンピックで
初採用となったスケートボード
ストリートで堀米雄斗選手が
初代金メダリストに。
2点ともNHKより
1日で4つの金メダルとは
恐れ入りました。
金と言えば和装では金を使う
事が多くあります。
京友禅や西陣織袋帯の
フォーマル系の和服には
金箔や金糸を使用します。
金を使う事で豪華になったり
格式が上ったりします。
京友禅では、金箔をはりますが
30年ほど前の金箔は、畳んで
ある着物に張り付いて開く時に
ベリベリとはがれてしまう事が
ありました。
これ、金箔が悪い訳ではなく
張り付ける糊が悪くそうなったのです。
今では、糊の成分が改善されて
張り付いたり、はがれたり
する事も無くなりました。
また、金糸も進化をしています。
織物の佐賀錦などは、和紙に
漆で金銀箔を貼り、それを細く
切って絹糸と織り上げます。
で、今西陣織で使用する金糸の
ほとんどが、銀をフィルムに蒸着させ
ポリエステルの芯に巻き付けたもの
を使用しています。
西陣の糸屋さんより
これは、製造原価を考えて
この様な金糸を使いますが
中には本金糸(本当の金)を
使用している帯もあります。
色も輝きも本当に上質ですが
お値段も目を見張る様な
高額になってしまいます。
今は、ある程度の金額で
よく見える品物を創る
そんな時代なのだと思います。
それこそ、金メダリストが
日頃より切磋琢磨する様に
和装業界も頑張っています。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。