譲られた着物、古い和服のお仕立替え、可能かどうか？お答えします。
きものクリニック 2021年12月23日
Vol.1774
本日は、「譲られた着物、古い和服の
お仕立替え、可能かどうか？
お答えします。」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
和服の貴女が「褒められる」を応援！
貴女の和装のお助けマン、山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
最近、譲られた着物を洗い張り
お仕立替えのご依頼が以前より
増えている様に感じます。
着物から着物へは、ある程度
お仕立替えが可能で、身丈が
足りなければ別布を継いで
長くする事も可能です。
（大体、11㎝ほど迄なら）
裄丈もある程度、伸ばす事は
出来ますが、古い着物地は
幅が狭い事が多く、思う様に
広げられない事もあります。
そんな時の奥の手は、掛け衿
部分を裄丈に継ぎ足して
伸ばすか、身幅の縫込みを
切って繋ぐことも可能です。
裏地も幅が出ない時は、
縫い繋いで幅を出します。
また、着物を羽織やコート、道中着
への仕立て替えも可能ですが、何処か
目立たない所で生地を繋ぐ事になります。。
着物や羽織から帯へのお仕立て
替えも可能です。
今は、以前より羽織やコート
道中着の身丈が長くなっています。
ですが、譲られた物、ご自分の
物でも以前の物の身丈を伸ばす
事は出来ません。
身頃は、伸ばせるのですが
衿の生地が足りない為、
伸ばす事が出来ないのです。
他のも留袖や訪問着、付下げ
など柄の位置が決まっている
着物のお直しは制約があります。
この様に個別の判断が必要
ですので、ご自分で判断が
付かない場合は、ご相談承ります。
ご相談は、無料ですが、事前に
電話0564‐22‐3259
メールkimono@ichikoshi.com
までご連絡、お願いいたします。
それにしても、和服に興味を
持たれるお方が増えて嬉しい
限りです。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
