2年振りの初釜、和装は何をお召しになれば良いのでしょうか?
ご紹介 2022年1月13日
お借りしました。
Vol.1794
本日は、「2年振りの初釜、和装は何を
お召しになれば良いのでしょうか?」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
和服の貴女が「褒められる」を応援!
貴女の和装のお助けマン、山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
今年の初釜式は、表千家
裏千家とも2年振りの
行われました。
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初釜とは、新年に茶道のお稽古を
始める日のことをいい、新しい年
を祝う茶道の新年会のようなものです。
また、「点初め」(たてぞめ)とも
言い、一般的には家元で行われるもの
を指すことが多いようです。
茶道のお稽古はお茶を点てると
飲むことと思われていますが
本来は、懐石・濃茶・薄茶が
一つとなってお茶会です。
近年は、お茶会と言うと点茶の
部分だけを指す様になりました。
ま、これも時の流れなのでしょう。
初釜での装いは、どんなものが
良いのでしょうか?その会の
規模や格式で変わってきます。
「侘・寂」
20年ほど前なら、千利休の
「侘・寂」(わび・さび)を
重んじ、控えめな装いが良しと
されていました。
が、現在では綺麗さや華やかな
装いは好まれます増して、新年
なので張り切って一番良い和装で
良いでしょう。
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一番良いと言っても、黒留袖や
色留袖などは、NGで訪問着や
付下げに少し豪華な袋帯が
お勧めです。
お借りしました。
その時に初釜の設えに被る
柄行も避ける様にします。
また、お世話をするお方なら
色無地に一つ紋付にこちらも
少し豪華目の袋帯を。
お借りしました。
未婚のお嬢様なら、お振袖を
お召しください、初釜のお席が
いっそう華やかになり、参加の
皆様に喜ばれるでしょう。
松の内に行われる初釜ですが
今年は、役員さんや社中の方だけで
間隔を空けて、回し飲みでなく
ひとり一椀の濃茶にされたそうです。
作法や装いもその時代に合った
ものに変わります。それが世の
ならいなのでしょう。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。