着物手帳今週の四字熟語は、「七転八起」。譲られた和服も蘇る事が出来る?
ご紹介 2022年6月10日
Vol.1938
本日は、「着物手帳今週の四字熟語は、
「七転八起」。譲られた和服も
蘇る事が出来る?」です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
ドラゴンズ、3連敗を喫し借金が
五つ、このままズルズル行かないか
心配な山脇寿人です。
着物手帳、今週の幸せを呼ぶ
四字熟語は、「七転八起」
(しちてんはっき)。
何度失敗しても、あきらめず
立ち上がって奮闘すること。
「だるま」や「起き上がり小法師
(こぼし)」が思い浮かびます、と。
昨日ご来店のお客様は、お仕立
上がりの品物を取りに来られ
お手入れものもお持ちになりました。
その中の1枚の着物が、譲られた
夏物で、「芭蕉布」と言われる
沖縄の特産品。
細い濃い茶色の縞4本を束ね
太い縞にし、地色の黄土色と
の対比が大胆な柄どり。
譲られた着物なので、お客様の
身丈や裄丈の寸法が、合いません。
お借りしました。
寸法直しも身丈だけとか
裄丈だけとか1っか所なら
そこをお直しすれば良いのです。
が、2か所以上お直しがある
場合は、全体のバランスを
取るために仕立て替えを
お勧めしています。
今回も1度、洗い張りをして
から仕立て替えをする事に。
で、よく見ると変色している
部分があるのですが、出来上がって
からの変色ではなく、生地の時
からの変色と思われます。
反物の状態での変色なら
なぜ、お直しをしてから
お仕立てをしなかったのか?
そもそも、お直しが不可能
だったのか?
ま、変色をしている個所が
お召しになれば、隠れてしまう
下前に持ってきてお仕立てを
していますので、お直しは
不可能だったかもしれません。
色々な疑問が出てきますが、
今回は、とりあえず洗い張り
をします。
で、染色の技術も大変進歩
していて、以前には不可能な
事が、現在では出来ることが
あるのです。
今回は、洗い張り後、悉皆屋
さんに相談を持ち掛けます。
少しでも、お召しの時に気後れ
せずにいられるよう、全力で
サポートいたします。
和服は、こんな風に洗い張り
染色を施す事により譲られた
物でも蘇ります。
それこそ「七転八起」出来ます(笑)
ドラゴンズ、今日からファイターズ戦
新人監督同士、いい試合になる事を
望みます。それから、勝つ事も!
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。