和装でも和装以外でもお客様よりたくさん学んでいる当店です!
ブログ 2023年1月23日
Vol.2173
本日は、「和装でも和装以外でもお客様よりたくさん
学んでいる当店です!」です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
昨日、日本料理屋さんを営む
お客様の所に午後4時半指定で
お邪魔した時のこと。
お座敷に入る前の小間に
お多福さんのお面と升に
溢れんばかりの豆が飾って
ありました。
そして、そこには「追難招福」
(ついなしょうふく)と書かれた
短冊とイワシの作り物が置かれて
いたのです。
「追難招福」とは、まさに難を
追い出し、福を招き入れる事。
そう、「鬼は外、福は内」の
ことですが、「追難招福」なんて
書いてあると高尚に感じますね。
そして、イワシの作り物は
イワシのにおいを鬼が嫌がり
「家に鬼を寄せ付けないように」
との意味がある様です。
主に西日本の慣習のようですが、
西洋のドラキュラが、にんにく
を避けるのと似ていますね。
そんな設えに接すると、もう
「節分」「立春」もそこまで
来ている事を実感します。
「節分」とは、季節の変わり目
1年の始まりの「立春」の前日で
「節分」は大晦日となります。
「節分」に行われる豆まきは、
宮中行事の「追儺」と寺社が
邪気を祓うために節分に行って
いた「豆打ち」の儀式が合わさった
ものといわれています。
「追儺」とは、宮中の言葉なので
特別感が出ます。
こんな風にお客様の所で学ぶ
事が多々あり、先日伺った
個人のお宅での事。
お部屋に通されるなり
椿の一輪挿しが目に入り
それをお褒めした所。
お客様の見えない裏庭で椿
を育てていて、部屋に椿を
飾れば感激もひとしお。と。
表の庭で椿を見てしまえば
部屋の椿の感激が薄れてしまう。
そんな、心憎い演出も学ばせて
いただきました。
和装のご相談には、私が全力で
お応えしますが、設えや演出などは
お客様よりお教えいただいています。
良いお客様の出会いに感謝して
今後もお商売させていただきます
ので、よろしくお願いいたします<m(__)m>
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。