今日2月19日より72候では「土脉潤起」湿気は和服の天敵!の予防方法。
ご紹介 2023年2月19日
Vol.2200
本日は、「今日2月19日より72候では「土脉潤起」
湿気は和服の天敵!の予防方法。」です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
今日2月19日より24節季では、「雨水」
72候では、「土脉潤起」(つちのしょううるおいおこる)
雨が降り始めて土が湿り気を帯びる時季。
画像は、お借りしました。
今朝の当地が、正に「土脉潤起」
でシトシト雨が、降ったりして
湿り気を感じます。
乾燥は、お肌がカサカサして
つっぱた様な不快感やバリア機能
の低下で肌トラブルを起こしやすそうです。
また、火事も多く漏電など火を
使わない所でも火事の原因に
なるのでお気を付けください。
湿り気を歓迎する方なども
おられますが和服、特に正絹
のものは、湿気を嫌がります。
カビの原因になったり縮む事も。
そこで、和服を収納する時の
注意点を記事にいたします。
まず、着物や帯を畳んでたとう紙
に納めますが、このたとう紙が
洋紙ですと気を付けてください。
古くなると茶色く変色したり
斑点のようなシミが浮かんで
きますが、これがくせ者。
中の和服に影響を与える場合が
ありますので、新品のものと
交換が必要です。
その時、出来れば和紙のたとう紙
を選ばれる事をお勧めします。
洋紙は、通気性に乏しく湿気
を呼び劣化しますが、和紙は
通気性に富んでいます。
そんな和紙のたとう紙でも1~2年
で交換するのが、理想ですが、
なかなかできる事では、ありません。
画像は、お借りしました。
その為にタンスの引き出しには
多めの乾燥剤を入れてください。
和装のお買い取りや寸法直しで
お持ちになる着物などが、しょう
のう臭い場合があります。
画像は、お借りしました。
しょうのうは、虫除けに効果
があり、40年以上前にウール
の着物を普段着にしていた時代。
ウールは、虫が喰うのでタンス
にしょうのうを多めに入れて
いた名残なのです。
正絹物をお手入れをせずに収納
して虫に喰われる事もありますが
それは、シミなどを虫が喰うため。
ですので、もししょうのうを
入れる場合、タンスの引き出し
に一つたとう紙に触れないよう
隅に入れてください。
しょうのうが、たとう紙に触れて
和服が変色した、と聞いた事も
ありますのでお気をつけください。
画像は、お借りしました。
それよりも吸湿材を多めに
入れる事をお勧めします。
明日は、タンスや吸湿材など
お勧めできる品物をご紹介
いたしますね(笑)
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。