今週、土曜日の22日よりの「お単衣・夏物&ゆかた展」に出品の近江縮の着尺、ご紹介です。
ご紹介 2023年4月19日
Vol.2259
本日は、「今週、土曜日の22日よりの
「お単衣・夏物&ゆかた展」に出品の
近江縮の着尺、ご紹介です。」です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
「ちぢみ」と言えば、私たちの
世代で一般的なのは、「ちぢみの
シャツとステテコ」。
画像は、お借りしました。
植木等さんが、カンカン帽に
丸ネガネとちょび髭を付けて、
ちぢみのシャツにステテコ、
腹巻巻いた姿で「スーダラ節」
を歌っていた事を思い出します。
ま、それほど「ちぢみ」は、下着
として一般的に愛用されていた
ということでしょう(笑)
ま、最近ではとんと見かけなく
なりました。
そして和装業界で「ちぢみ」と
言えば、夏物の生地を差します。
良く知られているのは、何と言っても
「小千谷縮」(おじやちぢみ)でしょうか?
「小千谷縮」は、江戸時代初期、播州
明石から来たといわれている堀次郎将俊が
それまでの越後麻布に改良を加えて完成
したのが小千谷縮です。
上質の麻「苧麻」(ちょま)を使用
シボのある独特の風合いで高い評価
を得、昭和30年(西暦1955年)、国の
重要無形文化財に指定されています。
で、今回ご紹介する「ちぢみ」は
「小千谷縮」ではなく、少し
マイナーになる「近江縮」(おおみちぢみ)。
滋賀県の湖東地域は、室町時代
より麻織物を産する地域として
知られていて、特に江戸時代には、
越後縮や奈良晒とならび称される
ほどの良質な麻織物「高宮布」
(現在の近江上布)の産地として
その地位を築いたそうです。
麻のみが持つ爽やかな肌触り
とちぢみ布独特の、軽さと
サラリとしたシャリ感と清涼感
をお楽しみいただけます。
緑色の横段に白抜き場とぼかし
に見える様に細かい横段を配し
グレーの色糸も入れた着尺。
おしゃれ着で帯を色々変えれば
楽しくお召しになれる一着と
なるでしょう。
そんな、品物も出品する
「お単衣・夏物&ゆかた展」は
今週22日の土曜日より開催
いたします。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。