お茶会のお手伝いを依頼されお母様のお単衣着物を今風に寸法直し?
きもの110番 2023年6月17日
Vol.2317
本日は、『お茶会のお手伝いを依頼され
お母様のお単衣着物を今風に寸法直し?』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
岡崎茶交会は、昭和21年に
設立され、現在の会員数は
約160名で主な活動は、年2回
の市民茶会と月例茶会を運営
されています。
画像は、お借りしました。
市民茶会は、5月の連休中と
11月3日「文化の日」に岡崎
公園内、城南亭と立礼で実施。
画像は、お借りしました。
月例茶会は、岡崎市甲山閣で
毎月18日を目途の催されて
きました。
その月例茶会は、それぞれの
流派の先生が、持ち回りで
開催されるのです。
そのお茶会に釜を掛ける先生の
悩み事のひとつにお手伝い出来る
人数の確保です。
画像は、お借りしました。
今は、仕事をされているお弟子
さんもおられ、18日が土日なら
兎も角、ウイークデイとなると
仕事を休んでもらわなければ
なりません。
ふた昔前なら、仕事を休んでも
お茶会のお手伝いが出来る事を
喜ばれるお弟子さんもおられました。
ですが、今ではお弟子さんの
絶対数も減少傾向で、増して
仕事を休んでのお手伝いを
お願いするのは、至難の業。
若いお弟子さんが、お茶会の
お手伝いに出ると、「日当」
をいただけるか?を尋ねた事
がある、なんて話も聞きました。
それはさて置き、明日の18日も
月例茶会が催され、お客様の
娘さんもお手伝いを頼まれたそう。
お茶会と言えば和服が基本、
それも今の時期は、お単衣を
お召しになります。
そんな訳で、先日ご依頼を
受けたお母様の単衣着物の
寸法直しが出来上がってきました。
裄丈は、筋を消して目いっぱい
出す事に、身丈は、縫い込みが
無かったので、別布を足す事に。
そして、最近のお単衣や夏物
の着物は、力が掛るお尻当たり
の補強に居敷当を後ろ二巾、腰
より付けることが常識化。
で、増して白地のお単衣なので
透ける事も気のなり、胴裏を
居敷当にしました。
これで、安心してお茶会の
お手伝いが、出来るという
ものです。
そんな、お直しも承りますので
お気軽にご連絡、お待ちしています。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。