昨年からの宿題、男物絽つづれ角帯をお求めいただいた訳とは？
ご紹介 2023年6月27日
Vol.2327
本日は、『昨年からの宿題、男物絽つづれ
角帯をお求めいただいた訳とは？』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
今日6月27日より24節季「夏至」
の次候、「菖蒲華」（あやめはなさく）
アヤメの花が咲き始める時季。
画像は、お借りしました。
アヤメとハナショウブ、カキツバタ
形が似ていて見分けがつきにくい
ですが、花弁の付け根が違う様です。
5月上旬にアヤメが咲き始めて
5月中旬にカキツバタ
5月中旬から6月下旬になると
ハナショウブが咲き出します。
和装では、カキツバタや
ハナショウブの文様を単独で
取り入れると春にお召いただく
事になります。
画像は、お借りしました。
また、流水文様と合わせると
柔らかい雰囲気が出てより
アヤメが引き立ちますね(笑)
「いずれアヤメかカキツバタ」
ということわざが、ありますが
これは、どちらも優れていて
優劣がつかず、選択に迷う事
を言います。
そんな優劣つけ難く、選択に
迷う事が昨日ありました。
ご兄弟の夏男物着物に合わす
夏帯のご注文を昨年より受け
いて、やっと届いた男帯が2本。
お茶席にお召しになる夏袴に
合わせるので、角帯が必須で
絽つづれ帯を探したのです。
お兄さんは、頭髪が真っ黒で
夏着物もグレー系の御召しに
縫い一つ紋を入れました。
弟さんは、瞳がエメラルドグリン
なので、お単衣と夏に着用できる
「さわやか縮緬」の白生地を茶系
に別染し抜き紋をひとつ。
それぞれに合う色、墨色系と
茶系の絽つづれ角帯が、注文
通りに到着しました。
そして、昨日ご覧いただくと
どちらも優劣、つけ難く2本
お求めいただいたのです。
男物は、生産点数も少なく1本
あれば一生ものとなるので
良いものをお勧め出来ました。
ま、この場合は、ご兄弟で1本
づつなので、ことわざとは、余り
関係無かったですね( ﾉД`)ｼｸｼｸ…
でも、これで昨年からの宿題
がひとつ、達成できましたので
良かったです(笑)
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
