最上級の喪服生地「松岡姫」と体形に見合う不祝儀用の帯を探します。
ブログ 2023年8月31日
Vol.2391
本日は、『最上級の喪服生地「松岡姫」
と体形に見合う不祝儀用の帯を探します。』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
今日8月31日で8月も終わり
明日からは、9月で年末まで
丸4か月となります。
今年4月、ご次男にお嫁様を
迎えられたお客様が、少し
づつお嫁様の和服を揃えたい、と。
そこで、絹糸が日毎に値上がり
する勢いなので、絹糸の価格が
直接品物の価格に反映するもの。
色無地や喪服などを早めに
揃える事をお勧めすると
喪服のご注文を承りました。
お嬢様、お二人には今の日本で
最上級の喪服生地「松岡姫」糸
を使用したものをお願いしています。
ですので、ここは同じものを
ご用意してお勧めし、お求め
いただきました。
紋入れ、ネーム入れをして
お仕立てに回して、9月下旬
には出来上がる予定です。
帯は、着物が最高のものを
お作りいただいたので、帯も
それに見合うものでないといけません。
ならば、ご長女様と同じ不祝儀用
の帯では、最高峰の爪掻き本つづれ帯
をお勧めする事にしました。
で、お勧めしましたが、今回は
見送るとのお返事で、何故なのか
考えた結果。
そのお嫁様が、身長148㎝
ヒップ83㎝と小柄な体型の
方なのです。
身長148㎝は、小学5年・6年生の
平均身長と同じ、と言う事は
大人用の帯丈や柄の配置ですと
具合が悪い。
お太鼓柄の名古屋帯は、柄の
位置を決めて織るので、締めた
時に良い位置に柄が来なくなります。
ですので、どんな風に締めても
柄がきちんと出る、全通か6通
の帯を探さなければなりません。
全通は、帯全部に柄があるもの
6通は、帯の6割に柄があるもの
それと、着物に見合うくらいの
帯でないとバランスもとれない
ので、これは難題です。
ま、そこは当店のお取り引き
先をフル活用して、何が何でも
探します。
それが、当店の使命であり
お客様への信頼となります。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
