今日9月6日は、「黒の日」京都の黒染店も伊勢型染店も新技術や新作品でがっちり!?
ご紹介 2023年9月6日
画像は、「古今」さんH.P.より
Vol.2397
本日は、『今日9月6日は、「黒の日」
京都の黒染店も伊勢型染店も
新技術や新作品でがっちり!?」です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
今日9月6日は、「黒の日」
京都黒染工業協同組合が
1988年に制定し1989年から実施。
「く(9)ろ(6)」(黒)の語呂合せ、
伝統染色の黒染めをPRし、黒紋服や
黒留袖の普及を図る日です。
画像は、お借りしました。
黒色とひと口で言いますが
実は、黒色は300色ほど
存在すると言われています。
和服の染色で純粋に黒色の染料
はありませんので、一度「紅」や
「藍」に染めてから黒色にします。
ですので、黒でも「紅」に近い
黒色や「藍」に近い黒色が
染め上がります。
近年は、喪服などの生産減少や
コロナ禍で結婚式が中止となり
黒留袖に需要が減っています。
京都の黒染専門店は、特殊な
染色方法で洋服などを「真っ黒」
の染める注文が殺到。
聞くところによると、光の反射を
抑えて、「真っ黒」に見える新技術
で好評を得ている様です。
京都の黒染専門店も新技術で
進化を遂げています。
で、昨日訪れた伊勢型紙染専門の
「古今」さんも新作を引っ提げて
の展示会を開催されました。
1200年の歴史を持つ伊勢型紙
その技を極めた人間国宝と共
に染処「古今」さんは今に至っています。
その伊勢型紙染を博多織の
帯地に染める事は、以前より
行われていました。
画像は、「古今」さんH.P.より
が、今回は、何と、何と、博多織
の帯地の両面に伊勢型小紋染めを
施した新製品です。
ご存知のように博多織は、
袋名古屋帯でお仕立ては、
引き返した部分の耳をかがるのみ。
これを「トンネル」仕立にして
たれ部分を引っ張りひっくり返せば
両面、使える帯となるのです。
画像は、「古今」さんH.P.より
片面は、古代菊を染めて、もう
片面は、横段に波頭を染める。
両面を違う色で染める事も出来ます。
1本の帯で2度楽しめる、正に
ひと粒で2度美味しい帯となります。
そんな新作帯をご覧いただける
機会を模索中ですので、その時
をお楽しみにお待ちくださいませ。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
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