今日11月8日より72候では、「山茶始開」お茶席への「ツバキ」柄は、ご注意願います。
ブログ 2023年11月8日
画像は、お借りしました。
Vol.2461
本日は、『今日11月8日より72候では、「山茶始開」
お茶席への「ツバキ」柄は、ご注意願います。』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
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今日11月8日より24節季では、「立冬」
72候では、「山茶始開」(つばきはじめ
てひらく)、ツバキの花が咲き始める時季。
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24節季の「立冬」は、暦の上
では冬の始まりで、今週末には
全国的に気温が下がる様です。
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いよいよ、紅葉も色づき始め
和装を楽しむのに良い季節と
なって来ました。
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「ツバキ」は、春を告げる
聖なる木として庶民の間で
古くから親しまれてきました。
千利休の茶道の伝統を引き
継いだ茶道家では、茶花と
して茶室の庭に植えて慈しん
できました。
和装の柄にもよく使われ、品種
によって花の咲く時期が違い
「ツバキ」柄としては、11月下旬
から2月頃まで装う事が出来ます。
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ですが、茶道のお茶席に「ツバキ」
柄の和服をお召しになる時は、
注意が必要です。
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と言うのも、12月と1月は「ツバキ」
の設えをされる事が多くあり、
被ってしまいます。
お茶席は、ご亭主が、心を込めて
お客様を「おもてなし」する為に
季節感を重視します。
お客様の「おもてなし」される
側もご亭主の意向を推察して
「ツバキ」柄は、避けた方が賢明です。
これが、2月位になると、「ツバキ」
は季節的に終りに近づくので、
設えに使う事は、殆どありません。
そのくらいの時に「ツバキ」柄
の和装をすれば、被ることもなく
季節感を楽しむことが出来ます。
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そして、江戸時代の茶人で、
遠州流茶道の祖、小堀遠州が
好んだ「遠州椿」は「ツバキ」
の花を見事に図案化しています。
茶人好みの文様で着物や帯、
和装小物にも広く使われています。
お茶席に「ツバキ」柄の和装で
お出掛けになる時は、時期を
ご注意いただいてお召しください。
お茶席以外でしたら、長い期間
「ツバキ」柄をお召いただけます。
お楽しみくださいませ。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
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