東京国立博物館・平成館で開催特別展「本阿弥光悦の大宇宙」展ご紹介。
ご紹介 2024年1月21日
画像は、お借りしました。
Vol.2533
本日は、『東京国立博物館・平成館で開催
特別展「本阿弥光悦の大宇宙」展ご紹介。』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
今日は、昨日の当ブログの続きで
東京国立博物館・平成館で開催の
特別展「本阿弥光悦の大宇宙」を
ご紹介いたします。
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本阿弥家は、刀剣鑑定の名門
で光悦自身も優れた目利きで
徳川将軍家や大名たに一目
おかれる存在でした。
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また、京都の町衆(裕福な商工業者)
の一員として様々な職人たちと信仰
と血縁を重ね広いネットワークを
築いていました。
その中には、現在に渡ってその
職種を続けている「樂」家(茶碗)
「紋屋井関」(西陣織)「喜多川」
(機屋)などが、あります。
そんな光悦は、家業だけではなく
能書(書の名人)で、漆芸・陶芸
出版などで秀で総合芸術家だった様です。
そして、光悦が手掛けた品々の
多くが、国宝や重要文化財に
指定され、高く評価されています。
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そんな、スーパースターの光悦の
特別展で最初に迎えてくれた作品
が国宝「船橋蒔絵硯箱」(ふなばし
まきえすずりばこ)。
見る者を圧倒する、この異様に膨らんだ
「蓋」が特徴的で黒々とした鉛で「舟橋」
を表現し和歌を立体的に配しています。
金地には、船が線で描かれ光悦の
斬新で繊細な手法が生かされた
逸品、現代でも新しさを感じます。
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また、今展でしか一度に鑑賞できない
陶芸の逸品、楽茶碗・銘「時雨」
赤楽茶碗・銘「加賀」、赤楽兎文
香合などの重要文化財。
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そして、言わずと知れた俵屋宗達の
下絵に光悦が書をしたためた
「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」。
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その他、光悦の眼力の叶う刀剣
や篤い信仰心を伺える品など、
どれも、これも素晴らしい作品ばかり。
私の拙い表現力では、伝える
事が難しいので、ぜひ一度
ご自分の目で鑑賞される事を
お勧めします。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
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