今日2月14日より「立春」の末候で「魚上氷」、「氷割れ」文様いろいろ、ご紹介。
ご紹介 2024年2月14日
Vol.2557
本日は、『今日2月14日より「立春」の
末候で「魚上氷」、「氷割れ」文様いろいろ、ご紹介。』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
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今日2月14日より24節季「立春」
の末候で72候では、「魚上氷」
(うおこおりをいずる)。
冬の間じっとしていた魚が、割れた
氷の間から飛び出す時季、と。
画像は、お借りしました。
氷が割れた文様を「氷割れ」(ひわれ)
と呼び、建具、工芸、着物や帯の
地模様など、かつては頻繁に使われ
た伝統的な幾何学文様です。
画像は、お借りしました。
特に陶磁器では「氷裂文」(ひれつもん)
として広く知られています。
この「氷割れ」は、ただ単に自然界
の造形美というだけでなく、透明
で汚れのない高潔さの象徴とされて
いました。
そのため、武士にも人気があり
梅に薄氷、氷割れに梅の花を
あしらって、早春の風景を表すことも。
画像は、お借りしました。
ちょうど今頃の季節感が、よく
分かる組み合わせで、梅に薄氷
は定番の風景だったようです。
また、和服の染め方で氷割れ
を連想するものにローケツ染め
や蝋割れの友禅染め絞り染などがあります。
画像は、お借りしました。
無作為な自然の風合いを活かした
染の技法で氷割れを表現し、自然
の現象を写しとった文様ならではの
豊かな味わいを楽しんでいただけます。
画像は、お借りしました。
大きな毘沙門亀甲の地紋に地色を
ローズ色に染めて、氷割れ文様と
風に舞うような洋花模様が染め出
されたレトロ感漂う生地。
画像は、お借りしました。
縞柄に、ゆらぎのある氷割れ模様
が、他にはない個性と遊び心を
感じさせてくれる印象的なデザイン。
何気ない「氷割れ」文様ですが
無地とは異なりその文様が、ある
だけで柄の奥行きを感じさせてくれます。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
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