タンスに眠る「お宝呉服」に冥利を付けるには？
ブログ 2024年2月23日
画像は、お借りしました。
Vol.2566
本日は、『タンスに眠る「お宝呉服」に
冥利を付けるには？』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
ある調査によると、2021年の
和服の市場規模は2,446億円で、
ピーク時と比べ約７分の１に
まで縮小しています。
また、違う調査では、「中高年が捨て
たいけど捨てられないものランキング」
第3位が「着物」という結果になっています。
そんな、タンスに眠る「お宝呉服」
の再生を考えておられるお方も
多くいらっしゃることでしょう。
先月、ご来店の70歳代のお客様も
派手になった「袋帯」をバッグに
作り直せないか？と。
そう、小物にすれば多少、派手に
思われるものでも活用出来ますし
その帯も寿命も延びます。
亡くなられた女優の樹木希林
さん、お若い時から「物にも
冥利があるじゃない。」と
お仰っていました。
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お母様の形見の女物の大島紬
と800円で購入した古裂の男物
の大島をご自身で接（は）いで
一枚の着物に仕立てたもの。
そして「ご縁のできたものを、
染め替えたり、つぎはぎしたり
して、私の着物に再生して着て
いるんです。」と。
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また、ご自身のミシン刺繍の
振袖、一人娘の也哉子さんには
寸法が足らず譲れない。
そこで、大胆にハサミを入れ
無地の着物の比翼と袖にあしらい
残った布で帯と巾着を仕立て
フル活用されています。
また、授賞式や映画の衣装と
して希林さんが身に着けていた
ドレスもほとんどが、着物の生地。」
「着物として、いまひとつな
ものほど洋服にしてみると、
いいものに化けて、それが
おもしろい。」と。
そして、「どんな素材でも、
それが光る場所に置いて、
生かしたい。」とも。
この様に物、特に着物地に
冥利を付けて、使い尽くした
希林さんでした。
明日は、お預かりした袋帯を
バッグに変身させ冥利にする
ブログ記事、お楽しみに！
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
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