タンスに眠る「お宝呉服」を普段にお召しになれる「アレ」にお仕立て替え!
寸法直し 2024年3月8日
Vol.2580
本日は、『タンスに眠る「お宝呉服」を
普段にお召しになれる「アレ」にお仕立て替え!』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
和服業界の最盛期は、昭和47∼8年
西暦1972年頃で市場規模は、1兆
8,000億円から2兆円だったそうです。
それから約50年が過ぎ今では
そこ頃の7分の1くらいで2,000憶円
前後を推移しています。
そして、各ご家庭のタンスに眠り
活用されていない和服は、8兆円
とも40兆円とも言われています。
貴金属の60兆円には、及びませんが
それでもたいした金額や量の呉服物
が活用されていないのも事実。
そのタンスに眠る「お宝呉服」を
活用する活動が、全国で盛んに
行われています。
リサイクル店や和服買取店に
お出しになられるお方やいっそ
処分してしまわれお方もおられる様。
また、メルカリやオークションなど
を利用してご自分には不要な呉服物
を必要とされているお方に譲られる。
そして、先日父の代からご贔屓
いただいているお客様より
ご依頼がありました。
そのお客様は、茶道や踊りなどの
お稽古事は、されていないのですが
純粋に和服がお好きで、色々お求め
いただいていました。
ですが、嫁がれた娘さんは、和服
に興味がなく、次男さんの結婚式
にレンタル着物で臨まれたのです。
勿論、嫁がれる時に黒留袖も
持参され、ご長男の結婚式に
着用されましたが、その後の
お手入れなどに辟易。
なので、ご次男の時は、レンタル
黒留袖にして、着用後もそのまま
脱げば、済んでしまう事を選ばれたのです。
そして、お嫁さんは、娘さんに
輪を掛けたような和服をお好み
になられません。
ま、そのお客様も先週85歳になられ
最近は、とんと和服をお召しになら
無くなったのも事実。
このままでは、100枚以上ある
呉服物が、不憫で死んでも死に
きれない、と。
そこで、手始めとして「紬」を
普段にお召しになれる「アレ」に
お仕立て替えします。
そのために、洗い張りをする
ように一度着物を解きました。
洗い張り後に何にお仕立て替え
するか?は、後日の当ブログで
記事といたします。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
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なら何でもご相談、承り必ず
最善のお応えをいたします。