足袋をきれいに洗うには。
きもの110番 2018年3月28日
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
人作りアドバイザーの山脇寿人です。ご訪問ありがとうございます。
本日は、足袋をきれいに洗うには。です。
足袋がきれいですと気持ちは良いものです。
汚れていたり黄ばんだ足袋は、NGです。
そこで1日履いた足袋は、帰宅したらすぐに洗剤を溶かしたぬるま湯に浸して
汚れの定着を防ぎます。
特に目立った汚れが付いている部分には、固形石鹸を塗ります。
足袋ブラシがあれば、それで全体をこすります。無ければ歯ブラシでも大丈夫です。
十分にすすいだ後、手でしごいて水切りをします。
ねじり絞りは、型崩れになりますのでNGです。
干す時は、型崩れ防止にまず底地を横方向と縦方向に伸ばします。
表地の甲の部分の縫い目を縦に伸ばした後、足首部分を横方向に伸ばします。
手でパンパンとたたきながら、底地、表地のシワをそれぞれ伸ばします。
手を入れて形を整え、膨らんだ状態で掛け糸に洗濯ばさみを留めて干します。
これで、次回に履くときも気持ち良く履けます。