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人間国宝・中村勇二郎先生の「蟹小紋」型を「透かしちりめん」生地に染め上げました。

ご紹介 2024年3月16日

Vol.2588

 

 

本日は、『人間国宝・中村勇二郎先生の

「蟹小紋」型を「透かしちりめん」生地に染め上げました。』です。

 

 

 

愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」

和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを

全力サポートいたします。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

今週火曜日まで当店で催した

「伊勢型小紋・人間国宝三人展」

の中で、「古今」さん特約の生地

での伊勢型小紋をご紹介いたします。

 

 

 

「古今」さんの使用する白生地は

「浜ちりめん」ですが、その中で

「透かしちりめん」と言う特殊なもの。

 

 

 

これは、経糸緯糸とも強撚糸を

使用し織り上げた、年間生産量

が100反と言う貴重な白生地です。

 

 

 

 

 

 

特徴としては、後方に離れてしまう

透けてしまいますが、近づける

と透け感が一切ありません。

 

 

 

それでいて、「絽」や「紗」など

の夏の生地よりも遥かに凌ぐほど

風を通すのです。

 

 

 

 

 

実際、当店奥が昨盛夏どうしても

和装をしなければならない時に

「透かしちりめん」の伊勢型小紋

を装った所、本当に風が通り快適

だったと実感していました。

 

 

 

その特殊な「透かしちりめん」は

実際にお召しになれば「透けない」

ので「お単衣」時期にお召しになれます。

 

 

 

また、涼しさが、夏生地を凌ぐ

ので盛夏にもお召いただけます。

 

 

 

 

で、昨今の温暖化の影響で4月に

なれば、高温の日がありますので

その時期より着用可となります。

 

 

 

また、10月下旬でも最高気温が

25度を上回る日にお召いただけ

れば、和装でも快適に過ごせます。

 

 

 

 

そして、本日ご紹介する伊勢型小紋

は、人間国宝・中村勇二郎先生作の

「蟹小紋」型を使い三度染めされたもの。

 

 

 

蟹は、ハサミを上下に動かす姿は

福やお客様を招き商売繁盛を表し

泡を吹く姿は、お金が沸いてくると

金上昇、また脱皮は成長を表すと

縁起のよう柄行。

 

 

 

 

 

その蟹を四方八方に向かせた型を

清き色合いの「古今」さん特有の

古今ブルーで染め上げ小紋着尺。

 

 

茶目っ気、たっぷりで思わず

「可愛い」と一言発してしまう

そんな、逸品のご紹介でした。

 

 

 

本日もお読みいただき

誠にありがとうございました。

 

 

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