「きもの百科イトカワ」さんの回顧展「糸川禎彦81年の道」へ行ってきました。
ブログ 2024年11月30日
Vol.2845
本日は、『「きもの百科イトカワ」さんの
回顧展「糸川禎彦81年の道」へ行ってきました。』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
昨日は、神戸ポートアイランドの
ポートピアホテルまで日帰り、車
出張しました。
と言うのも、私が呉服の勉強で
お世話になった神戸三宮の「丸三
イトカワ」さん(当時)回顧展に。
当時は、専務だった糸川禎彦さんが
今年6月4日に逝去され、糸川さんの
たぐい稀な、和服への情熱を顧みる展示会。
近年は、神戸・元町で「きもの百科
イトカワ」の会長兼社長として活躍
されていました。
ポートピアホテルの布引きの間、
会場入り口には、在りし日の師の笑顔
の写真が飾られ出迎えてもらいました。
会場内の入れば、無機質なホテル
とは、一変してイトカワワールド
が広がります。
そして、色々な写真と共に師が創作
してお客様の手元に収まっている
着物たちが、陳列されていました。
101匹ワンチャンの訪問着に白雪姫
の着物や帯などなど、これらを40数
年前に創作されていたのです。
物創りの難しさは、出来上がる
までにどの様に仕上がってくる
か?が、分からないところ。
ですので、私達凡人は、出来上
がった品物を見て、素晴らしい
とか!もうひとつと言えます。
が、この部分をこの様な細工を
施せばこの品物は、より素晴らしく
売れるものとなるとかは、分かりません。
それを、一瞬で見抜く眼力を
お持ちだったのが糸川禎彦さん
だったのです。
それは、物創りに長けているはず
の創作問屋の役員さんが、舌を巻く
ほど、素晴らしかったのです。
そして、奥様とのお話は、創作も
素晴らしものを作られたけれど、
接客が天才的だったと。
私も勉強時代に師の接客を傍で
見ていましたが、いつの間にか?
分からない間に物が売れていました。
そして、「買ってください」とは
絶対に言われずに反対にお客様が、
「これ、いただいておくわ」と。
それは、正に天才的だったので
私では、理解できず勉強に行って
勉強には、なりませんでした。
そんな、糸川禎彦さんを偲ぶ
回顧展、今日まで開催されています
ので、ご興味あるお方は、どうぞ。
いや、素晴らしいお方を失い
業界の損失だと思うのは、私
だけでは、ないでしょう。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
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