今日1月20日より24節気では「大寒」寒い冬に相応しい着物生地とは?
ブログ 2025年1月20日
Vol.2896
本日は、『今日1月20日より24節気では「大寒」
寒い冬に相応しい着物生地とは?』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
今日1月20日より24節気では
「大寒」72候では、「款冬華」
(ふきのはなさく)となります。
「大寒」とは、1年を24に分けた
24節気の最後の暦で、一年で寒さが
最も厳しい頃という意味があります。
「款冬華」は、山地の路傍、土手など
でフキの花が見られる時季、で実際に
フキの花茎をフキノトウと言います。
フキノトウは、春一番に最も
早く食べる事の出来る山菜で
日当りの良い場所に自生。
独特の香りと苦みがあり子供
では、分からない大人の味ですね(笑)
「大寒」は、勿論ですが「立春」
でもまだまだ寒い日が続くので
和服も冬用を選びましょう。
カジュアル和服では、寒い地方
で製作された着物地は、おおむね
暖かな生地風となっています。
ですので、山形県や長野県、茨木県
などの特産織物のほとんどは、真綿
から糸を引いたものです。
紅花紬や本場結城紬、上田紬
などは、真綿から糸を手引きし
それを染色して織り上げます。
真綿からの手引き糸は、空気
をたくさん含むので、普通の
絹糸より保温力があります。
これ、本場大島紬では、絶対に
使わない糸で、暑い奄美地方では
ひんやりした肌触りを好みます。
ですので、本場大島紬は、蚕
から引いた絹糸1mに1.5回転の
撚糸しか掛けない糸で織り上げます。
それで肌触りがひんやりして
暑い地方でも着物を着ていら
れるのです。
この様に、日本の織物はその地方
の気象条件に合った特徴のものを
生産しています。
ただ、山形県米沢では、外貨を
稼ぐ為の織物創りを奨励していた
ので、玉石混合の織物が存在。
また、それもその地方ならではの
特徴と言えるかもしれませんね。
そんな、「大寒」初日のブログでした<m(__)m>
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
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