呉服を販売してから色々な方々のお陰でお客様に納める事が出来ます。
ブログ 2025年3月7日

Vol.2942
本日は、『呉服を販売してから色々な方々の
お陰でお客様に納める事が出来ます。』です。
愛知県岡崎市の「呉服のいちこし」
和装を選ぶ楽しさと、纏う喜びを
全力サポートいたします。
ご訪問ありがとうございます。
呉服の小売屋は、それだけで
仕事が、成り立つことはなく
色々なお方に助けられています。
勿論、品物を供給していただける
問屋さんが、なければお客様に
お見せする事も出来ません。
そればかりでなく、品物が
販売出来てからも助けられて
いるのです。
画像は、お借りしました。
着物の販売後は、柔らか物の反物
なら湯通しを絵羽物なら解きのし
をして、新品同様にします。
画像は、お借りしました。
その後、紋入れなどがあれば
そちらに回します。
また、型い物なら地入れをして
糊気を落としてその生地のもつ
本来のしなやかさを出します。
そして、袷物なら八掛を合わせ
たり胴裏を用意しますし黒留袖
なら比翼地も要りようとなります。
また、お単衣や夏物なら衿裏、
背伏、居敷当などを揃えて、
やっとお仕立て屋さんお願い
する事が出来るのです。
で、当店専属のお仕立て屋さんは
ベテランで信頼できるお方ですが
加齢で目の調子が、悪くなりました。
それまででも喪服などの
黒地に黒い糸で縫い上げる
仕事は、敬遠されていたのです。
が、昨年より目の不調が顕著
の表れ、新品の和服を縫う事
に自信を無くされてきたのです。
これは、大変な事になりました。
我々、呉服の小売屋は、品物を
販売した後にそのお方に合わせた
寸法でお仕立てをします。
この、お仕立てが出来て上がって
お客様に納めて、初めて一つの
仕事が、完結します。
その、最後の最後のお仕立てが
出来ないとなると、京都のお仕立て
屋さんにお願いする事となります。
が、急ぎ物や寸法直しなど融通
が、利かなくなる事必至でお客様
にご迷惑をお掛けす事となるやも知れません。
この様に、品物を販売してから
色々な人の手をくぐり、加工を
してお客様の元に納める事ができます。
そして、その様な人たちに支え
られて小売屋は、成り立って
いる事を新ためて思い知らされました。
当店に関わっていただている
方々に今更ながら感謝申し上げ
ます、ありがとうございます<m(__)m>
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
追伸・和服で、お困りのこと
なら何でもご相談、承り必ず
最善のお応えをいたします。