帯〆の長さが足りません。どうしたら良いでしょうか?
きもの110番 2018年6月15日
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
人作りアドバイザーの山脇寿人です。ご訪問ありがとうございます。
本日は、帯〆の長さが足りません。どうしたら良いでしょうか?です。
通常帯〆の長さは、房から房まで4尺2寸5分、約160センチと
決まっています。
ですが、胴周りは千差万別、個人差がありますのでその方により
違いますのが細い方は、タオルなどで補正をしますのである程度の
胴周りになりますし、房が回り過ぎていてもあまり気になりません。
胴周りが太い方は、帯〆の丈が足りなくて房が結び目の近くに
なってしまいます。
これは、着た目に良くないですしご本人には、恥ずかしい思いを
されてしまいます。
ですので、帯〆の長さが足りない時は、予め長尺の帯〆を
用意する必要があります。
ですが、この長尺の帯〆は、当然ですが普通尺の帯〆に比べると
圧倒的に数や種類が少ないですし、割高になります。
気に入った帯〆が無い時やきものや帯の格に合う物が無い場合は
結び目を後ろに回し帯留を使っても良いでしょう。
その他、色違いの「ゆるぎ」組の帯〆を2本結び合わせて使ったり
若い方でしたら変わり結びにしたりしてください。
帯〆には、ある程度の決まりごとがありますがきものや帯程では
ありませんので臨機応変に様々な工夫をしてきもののおしゃれを
お楽しみくださいませ。