伏籠(ふせご)をご存知ですか?
ブログ 2018年9月21日
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
笑顔作りアドバイザーの山脇寿人です。ご訪問ありがとうございます。
本日は、伏籠(ふせご)をご存知ですか?です。
平安時代の貴族たちには、大切な身だしなみの
ひとつでもありました。
「おん香炉を取り寄せて殿のお召し物をいやが上にも
薫りきしめてお上げになります」と
「源氏物語」文中にもあるように
平安時代の宮廷生活において衣類をに
好みの香りを染み込ませることは
男女の区別なく浸透していました。
「追い風用意」や「誰が袖」と言う言葉が意味する様に
みずからの所作のあとにどのように香りを残すか
それぞれの人が心配りをしていました。
「織奏田」展の備品です。