色留袖の比翼を取って、無ね衿を付けました。
きものクリニック 2018年11月7日
vol.634
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
笑顔作りアドバイザーの山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
本日は、色留袖の比翼を取って、無ね衿を付けました。です。
お客様が持ってこられた色留袖は、東京染の大羊居謹製の
格式ある物で、裾に綿が入る「ふき綿仕立て」になっていました。
紋も五つ入っていましたので比翼仕立てで出来上っていました。
比翼付で「ふき綿仕立て」になっていますと着物全体が
かなりの重量となります。
お召しになるお客様は、健康でどこにも悪い所は
ありませんでしたが、着物の重さに閉口されていました。
増して、結婚式、披露宴と長丁場を考えると
少しでも身体への負担を軽くしたいとお考えでした。
そこで、当店のアドバイスとして比翼を全て取り外し
衿に白の重ね衿を付ける事です。
結婚式、披露宴はほとんど座っていますので
見た目は比翼仕立てと変わりありません。
これが立食などですと衽に比翼仕立てに
成っていいるかのような生地を取り付けた
方が良いかと思います。
いずれにしても、今回は重ね衿を付けさせて
いただいてお納めいたします。
この様に疑問に思われる事やお困りなことが
ありましたら、℡0564-22-3259まで、
お気軽にお問い合わせくださいませ。