今日は、雛祭り。女子のすこやかな成長を祈る節句です。
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雛人形の装束は、男雛は束帯女雛は十二単です。
十二単は、平安時代からはじまる女性の装束です。
貴族による王朝文化が全盛期に頃、十二単に表わされる色へのこだわりは四季を彩る自然の中で
「襲色目」(かさねのいろめ)という独特の色彩文化を生みました。
色目にていては季節感を取り入れた組み合わせになっていて、着用の季節や行事で厳密に定められていました。
又、当時は白生地に染めるということはなく、織物特に軽い唐織が主でした。
現代において、一般に唐織は帯としてその技術を脈々と続けています。
余談ですが、京都では男雛は向かって右に女雛は左に飾られます。
これも公家文化の名残かもしれませんね。