絵羽の訪問着を羽織に仕立てました。
ご紹介 2018年12月30日
vol.688
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
笑顔作りアドバイザーの山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
本日は、絵羽の訪問着を羽織に仕立てました。です。
今月25日に友人の形見のグレーの無地一つ紋付の
着物を洗い張り、お仕立て替えをされた
お客様よりその着物に合う羽織のご注文がありました。
無地一つ紋付の着物に合う羽織は、
ある程度の格が要ります。
色柄が合っても格が合わなければ
全体がちぐはぐした物になってしまいます。
小紋やぼかし着尺では、格が落ちますし
無地の着物に無地の羽織では、
余りに芸が無く私としては、
お客様にお勧めできません。
そこで思いついたのが、訪問着の絵羽模様が全体柄に
なった物を羽織に仕立てる事です。
幸い在庫に、画像の訪問着があり
お客様にお見せした所、即決でお買い上げ
いただき事が出来ました。
さあ、そこから年内に仕立上げる段取りです。
まず、仕立屋さんに27日に品物を渡すので
年内仕立て上げをお願いをして了承を取り
悉皆屋さんには、27日迄に解き湯通しを
頼みました。
肩裏は、当店の長襦袢に適当なものが
ありましたので、それを流用しました。
そして、訪問着を羽織に仕立てた物が
画像になります。
背中に流れる柄が絵羽付けになって
とても素晴らしい羽織となりました。
発想の転換やアイデアでお客様に
ご満足いただくた事が喜びとなります。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
