日本の美しい和装のことわざからの願い。
ブログ 2019年7月27日
Vol.897
本日は、日本の美しい
和装のことわざからの願い。です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を装い素敵になり、
ほめられて笑顔になる、
笑顔作りアドバイザーの
山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
町を歩いていて着物を
お召しになられている方を
拝見する事が非常に稀な現代。
着物姿に出会うと、ついつい
見てしまうのは職業柄でしょうか?
それでは、いつ頃まで和装が
普段着としてお召しいただけたか?
それは戦中、戦後辺りと思われます。
戦後、食べ物を調達する為に
着物を農家の持参し、お米と
交換した。などの話は、お聞きに
なられた事と思います。
その後、食べる為に働き、
動きやすい洋装に変化したのでは
無いでしょうか。
そんな和装が珍しい現代ですが
和装に関する「ことわざ」は、今も
普通に生きています。
私の結婚式、友人の
司会者に言われたのが
「馬子にも衣装」
馬子の様なものにもキチンとした
衣裳を着れば立派に見える事(爆笑)
また「衿を正す」
心を引き締めて真面目な態度になる。
これと同じ様なのに
「褌を締め直す」
気合いを入れ直して物事に立ち向かう事。
「辻褄合せ」
細かい事柄迄も間違えなく筋道を通す事ですが
今では、最後に帳尻を合わせる様に
使われる事もあります。
「帯に短したすきに長し」
中途半端な事ですが、
どこにも使えない物とも思われています。
「他人の褌で相撲」
他人の物で自分の利益を得る事。
「袂を分ける」
仲間と絶交する。
袖には色々あって
「無い袖は振れぬ」
手元に何も無い事。
「袖の下」
賄賂を贈る。
「袖にすが」
助けを求める。
「袖触れ合うも他生の縁」
道をゆく時、見知らぬ人と袖が
触れ合うのも前世の因縁によるもの。
そう「ご縁」、私は「ご縁」を大事に
大切に考えています。
お客様との「ご縁」もですが、品物との「ご縁」
勉強会との「ご縁」、師匠との「ご縁」、
そこで同じ学びをした方との「ご縁」、
良い事は勿論、悪い事も「ご縁」が
あって出会います。
それが、学びとなって後に
強みに変化するのです。
まだ見ぬ、将来のお客様も
「袖触れ合うも他生の縁」で
出会いたいと思います。
本日も、お読みいただきありがとうございます。