この時期の和装は、気候とお場所とお相手に合わせてください。
ご紹介 2019年9月6日
菊ノ紋ニュースより
Vol.938
本日は、この時期の和装は、
気候とお場所とお相手に合わせてください。です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を装い素敵になり、
ほめられて笑顔になる、
笑顔作りアドバイザーの
山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
9月になって日本の南海上で
非常に強い台風が続々と発生、
列島を直撃はしないようですが
気象には影響するようです。
そんな今週末、着物で
お出掛けの予定のある方は
何をお召になりますか?
本来、9月になれば着物は
お単衣物(裏地を付けない長着)に
帯は、冬用に近いお単衣用になります。
ですが、今週末は
気温33度~35度になる予報。
33度~35度と言えば
ソー、真夏日から猛暑日です。
そんな日に今までの慣習で
お単衣物をお召になられたら
お召のご本人は勿論
それを見られる周りの方も
暑苦しさを感じるのでは
無いでしょうか?
真夏日や猛暑日が
予想される様でしたら
9月といえども
夏物(透けた素材で裏地を付けない)の
着物と夏物の帯で良いと
思われます。
現代で着物をお召になるのは
ある意味、特別な事。
増してや、この暑い時期に
着物となれば尚更、目立ちます。
目立つと言う事は、皆さんに
見られます。
見られた時の反応は
良い方がいいですよね。
そんな時には、気候に合わせて
お召し物を替える事で
お召になる方も
周りも方もより快適になったり
違和感なく思えたりします。
ただ、お出掛けの場所が
お茶事やお茶会などは
注意が必要です。
格式が高いお場所、
例えば国宝級のお茶室での
お茶会。
個人のお宅でも
本格的なお茶室での
お茶事やお茶会ですと
慣習にあった装いが
望ましいです。
洋装でも和装でも
伺うお場所やお会いする方などで
装いを整える事が重要です。
また、ドレスコードがあったり
同伴お方と事前に打ち合わせを
することで、失礼のない装い
ご自分が恥を掻かない
お召し物が選べます。
季節に合った、
その場所やお相手に
合わせた装いを
心掛けてくださいませ。
本日も、お読みいただきありがとうございます。